2016年11月11日金曜日

コードレスデジタル耳せん「Quiet On」使い方と感想

待ちに待ったもの

待ちに待っていたものが、届きました。

この包みは海外からっぽい・・・!これは・・・!
やったーーーーーー!!
それがこの「QuietOn(クワイエットオン)」です。
クラウドファンディングという制度で購入(正確に言うと購入とは微妙に異なるのですが、ここではクラウドファンディング制度の説明はしないので、購入と表現します)しました。
海外の製品で、英語での購入だったのでたいへんドキドキしたのですが、無事に届きました。
2016年の2月ごろ注文して、6月に届く予定が延びての到着です(ただし、これはクラウドファンディングというものの特性上わりと仕方がないことで、遅延の連絡はちょこちょこ来ていましたので、製作元が悪いわけではありません)。もう、首が伸びすぎて蛇になってしまうかというくらい待っていました。

QuietOnとは?

クワイエットオン、それは、「ノイズキャンセル機能のみを備えたワイヤレス耳せん」です。
上記の特徴をもつものとしては、キングジムのデジタル耳せんが有名だろうかと思います。
一時期、発達障害者の聴覚過敏にこいつが使える!と、ちょっと当事者間で話題になりました。
そのときに、私も購入して使っていましたが、いつのまにやら壊れてしまいました。
そして、これを使っていたときに思ったのが「コードが邪魔」ということ。しかも、服や首に触れるとくすぐったいし、そういった音が反響して耳から脳へと響くのはとても気持ち悪くて痛い。

その部分を緩和してくれるのがこの製品なのです!

使い方

使い方は至ってシンプルで、説明するほどでもなく、製品も各国へ配送されているためか簡素なイラストのみで説明がついています。それで十分わかります。


ケースに入っています。このケースは充電器の役目も兼ねます。
ケースに入っていると、耳せんの電源がOFFになります。


こんなふうに入っています。出したら電源ON、ノイズキャンセリングONになります。
また、耳せん部分にモノを近づけると「ピー」と甲高い小さな音が鳴ります。これが、ノイズキャンセリングが働いているしるしです。音がならない場合、充電切れか故障です。

説明のイラストどおり、耳にはめます。


充電コードは付属していないので、合うものを購入する必要があります。
私は、別のイヤホンのコードがぴったりだったので、それを使っています。

充電中は青いランプがつきます。充電が満タンになると、ランプが消えます。

使ってみた感想

デジタル耳せんが壊れてからというもの、イヤーマフやヘッドホン、イヤホンといろいろ試しています。
そして、このクワイエットオンを試しました。

どれも良い点と悪い点があります。

使い分けるのはわずらわしいし、なくし物の原因にもなるので、「基本的に使うもの」を決めつつ、その日によって(時間によって分けると絶対なくします)使い分けるのがベターだろうと思います。

感想

・コードレス
・見た目にひびきにくい
・ノイズキャンセリング機能がしっかり(デジ耳より強めで、人の声なども少し遠くなりますが、ある程度は聞こえる)
・フル充電で50時間使える

まず羅列しましたが、やはりなんといってもコードレスなのは圧倒的な利点です。
また、デジタル耳せんよりも、ノイズキャンセルが大ざっぱというか、強いというか、海外仕様だからか意図があるのか(睡眠時の使用も想定されているようなので、意図して作られているのかも)「人の声は聞こえます」というのがたいていのノイズキャンセル製品なのですが、これは「ちょっと人の声も小さく(遠く)」なります。そして、私にはそれが良いです。聴覚過敏者の場合、これはありがたい人が結構いるのではないでしょうか。

デジ耳ビフォー

デジ耳アフター

こんな感じに、ちょっと遠くなるので「襲ってくる感じ」が薄まります。
「サファリパークに裸で放り出された」のと「車の窓越しにサファリをみる」ような感じでしょうか。
いつもは郵便局やお店は少ししんどいのですが、ちょっと楽になり、イライラしないでゆっくりお話できました。

欠点は・・・

欠点はズバリ「小さい」です。
これは良し悪しで、小さいから良いのですが、ADHDの診断が出るレベルのうっかりさんは、即座に無くす可能性が高いし、診断出ていなくてもわりと無くしそうなので、ちょっと危険です。
購入の際は、値段と自分の特性を鑑みて買ったほうが後悔しないかもしれません。

また、これはどのようなグッズにもいえますが、耳の中に入れたり耳に当てたりするので、皮膚に負担がかかります。痛かったり痒かったりするので、長時間、ずっとというのは難しいです。耳せんは気持ちが悪くてできないという人もいます。

こういった刺激緩和のグッズは万能ではないということ。
休み休み行動する必要、特性にあった環境整備の必要はやはりあること。

当事者も自覚して動く必要がありますし、何より非当事者に、わかってほしいことだと思います。

「補聴器つけてるんだから、聞こえるじゃん、聞き返すなよ」
「イヤマフしてれば平気でしょ、出かけようよ!さあさあ!」

というわけではないんだよ、ということです。

みんな無理せずいこうね〜。

それから、やはり耳の中で耳せんが少しずれたりする音はします。ホワイトノイズもあります。耳せんなので、心臓のドクドク音などは強調されます。体調が悪いときは、その音が吐き気に繋がるので、そういう場合は静かな環境に逃げるか、別の方法を使うほうがよさそうです。

職場でもこれなら!どんどん使おう!


現在私は職場では聴覚過敏対策をしていないのですが、これなら目立たないし、良いかもしれません(わたしは、障害者雇用ですが、直属の上司以外は詳細を知りません)。やはり人前での使いやすさは抜群です。
月末の面談で、相談してみるつもりです。

今後大きな駅などにも、行ってみたい!という気持ちが出てきました。
少し前、大阪で情報過多を起こしましたが、これがあったら違っただろうな、と思います。




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