2015年4月11日土曜日

触覚過敏/鈍磨だったのか!

私はこれを、「ちょっと金のかかる趣味」だと思っていました。


その程度の状態に、現在は体調と環境がなっている、ということですね。

たしかに、調子が悪いと、「ダメ」な刺激がとことんダメになります。あっという間にいらいら怒りっぽくなったり、泣きだしてしまったり。
ただ、原因がこういった過敏や鈍磨を含んでいることに、気づいていませんでした。「趣味」として、できるだけ着るもの等選んできてはいましたが、それが結果的に自分を楽にできていたのかもしれませんね。

言われてみれば、「あなたは小さい頃から自分で気に入ったもの以外見向きもしなくて困ったから、小さい頃から自分で洋服を選ばせていた」と母親が以前話していました。単に贅沢なのだと思っていましたが、裏にはこんな事情があったのですね。自分のことですが、いろいろな特性が絡んでいるので、なんとも、という感じです。


【にがて】
ヒラヒラ、そわそわ、ゴソゴソ、そっ、ワッ!
中途半端に肌に触れるものが非常に苦手です。
コード・えり、ズボン等、ほとんどの苦手は、私の場合この手の物です。
きちんと触れていたり、全く触れていなければ、いいのです。

そっと触られるのも、苦手です。とくに、首、体のうしろ。
これは自閉症児者によく聞く苦手なことですね。
私の場合は「予想外」と「力加減」の問題です。
場合によっては大げさに叫んでしまって、呆れられます。
今は、触られることより、呆れられたり、反応をばかにされることの方が苦手なので、そういう人とは付き合いません。笑われることは平気です。嘲笑と、「お笑い」の違いは、理解できます。だから、たいてい平気なのですけれどね。

ズボンは、昔から苦手(スカートはOK。私にとってはスカートの方が動きやすいので「動きやすい服装」が「ズボン」であるのが理解できませんでした。これは正しくは「動いても周りがぎょっとせず、ガンガン汚してじゃぶじゃぶ洗える服装」ですね。)でしたが、克服しました。徐々に慣らしていったことと、「スキニー」「ボーイフレンド」デニムが流行したことで、「触れ方」が中途半端ではないデザインのズボンを履けるようになったこと、それから「女の子もズボンを履いている」ことへの違和感を薄めることに成功したことが理由です。
これに関しては、触覚過敏+誤った学習がありました。
「女の子の絵」がスカートだったからです。
不一致は、気持ち悪いのです。

ただ、好きなものに囲まれれば、とても幸せです。
帽子やタートルネックは、寒さ対策・おしゃれなどの観点から、取り入れられると嬉しいのですが、ちょっとずつ練習中といったところです。

少し書いてみます。

【好き】
ぎゅーーーーーっ、ぶんぶん、ぐるぐる
圧迫感が好きです。狭いところに押しつぶされるように隠れたり、すごい姿勢(体がとても柔らかいのです)でくつろいだりしていると、幸せです。
これは、イラストの通りです。
「ぶんぶん、ぐるぐる」は、おそらく、振り回されたりするときは、空気で「ぎゅ」とされている状態なのです。体のコントロールが自分で効かず、ある種ぎゅっと圧迫固定されている感じです。トランポリンも大好きです。ソファーも、圧迫感の好みを吟味するのが好きです。圧迫感を好むのも、自閉症児者でよくある特性ですね・・・。どおりで、光くん(『光とともに・・・』という自閉症児育児漫画)に激しく共感するわけです。
それから、毛布のような動物の毛のような感触。動物が好きだということもありますが、この触り心地はたまらない。ポリエステルのようなツルツルは、苦手です。仕事で時々買ってもらった「シフォンブラウス」(女性のスーツによく合わせるあれです。しかも、アイロンのいらないやつ。ですから、便利なんですが・・・)を着ましたが、気持ちが悪くて、イライラしてとても嫌で、すぐに着なくなりました。

過敏は面倒ですが、ゆえにいろいろなものを触って、いい素材だなあ・・・と感じるのがとても楽しいです。
逆に鈍磨な部分もあります。それゆえに痛みを自覚しにくく、やっと病院に行ったら入院、など、危険な部分もあります。身に覚えのないアザがいっぱいあります。これ、アホなだけだとおもっていたんですが・・・、妙に怪我は多いです。
いまのところ、笑って済ませられるので、まあ、いいかな。

そんな私の感覚について、思い立ってイラストにまとめてみた記事です。
詳しく書くとまったくまとまらず、わけのわからない文になるので、イラストで、描ける面を制限されているのは、いいかもしれません。

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