最近障害者職業センターというところで相談支援を受けています。
その一環で適性検査をしました。
私はうつ病と発達障害ということでセンターでの支援を受けていますので、その関連の検査をカウンセラーの方が選んで下さり、受けました。WAISは、病院で受けていたので、その結果をお渡ししました。
結果を聞きに行ったところ、概ね、数値的には高く、どの職業にもそこそこ適性があるようです。うつ病事態は問診では軽度になっており寛解のよう(ということは今のメルトダウンや気持ちの低下、常にただよう希死念慮は一次障害なのだろうか?)。
また、これはだいたいわかっていたことですが、論理的な傾向が強く(エゴグラムの結果が発達障害をもつ人および理系の人に多い考え方だそう)校正のようなまちがいさがし的なこと、言語・知的なこと、慣習的(ルーチンワーク)が得意で、また好むという結果も出ました。
興味・関心においてあからさまに「人と関わること」の関心が薄く、モノや情報への関心がやたらに高いため、たいていの仕事では人との関わりが必要であるので、それがストレスにならないように慎重に職場を選択する必要がありそうです。また、「やりたくないことをやるのが苦痛」でもある(これは面談の中で自分で見えてきたことです。というより、今まで「やりたくないこと」をやってことがなかったのです。どうやって「やりたくないこと」をやるのか、全く理解も行動もできないかもしれません。好奇心が異常に強いために、この特性が隠れやすいだけだろうと思います。)
就職一年目がひどい有様で、二次障害を発症するに至ったのは、私にとって苦手な「人との複雑なやりとり」「裏の読み合い」「あいまいなタスク」などを処理する能力が大いに必要な職業を、選んでしまったためでしょうと言われました。
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おおむねこのような結果を受けて、私は固まってしまいました。
頭が真っ白で、いたたまれないような不安感をおぼえました。
なんとかカウンセラーさんのことばに答えるのですが、だんだんしんどくなっていきました。
「こんなにできるんだから、じぶんで何とかできるでしょ。努力不足だよ。」
言われてもいないのに、こう言われた気持ちになりました。
私自身がそう思っているのでしょう。
だから、もう限界なんだって。もう無理。もうだめだ。そう心のなかで返事をしました。
そして、
「次になんと返事をしたらいいのか」
がどんどんわからなくなっていきました。
決壊。
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決壊の原因
1 今日で一連の「検査⇒結果を聞く」が終わったため、「結果を聞いた(というか結果用紙を貰った時点で)」あとの見通しが一気に不安定になっていた
2 能力があるんだから、自分でできないのは努力不足なのかもしれないという振りきれない思考が再び浮上した
3 1および2を自覚し、言語化し、伝えることが出来なかった
ということでした。
いちばんの原因は「見通し」でした。
あいまいな「次は”就職活動”」というような見通しだと、以下の様な映像やイメージ、文字としての「就職活動」はわかるのですが、では動けるかというと、まったく動けないみたいです。
イメージ映像:https://www.youtube.com/watch?v=M6rb6kknj3A
やはり、想像力・見通しに困難があるのだなあと思います。
一般的に言われる「想像力」や、立体構成を認識するような力(これは『空間把握』ですが)はあるので、なんとなく自分でも周りにも「想像力に困難がある」とわかりづらいのですが、どうもこれは結構、痛い。
スケジュール管理なども、先の見通しがきかないため、先日発売された『僕の彼女は発達障害2』のエピソードと全く同じ、「とにかく力任せにやりきってしまう(ので長続きしない、疲弊が激しい)」方式をとります。
したがって、「人生死ぬまで」の舵を切る「就職活動」(この認識がすでに偏っていますが・・・現状、やっぱり「失敗すると一気にどん底」な社会なので、こんな感じだと思います。そうでない部分を縫って生きていく所存。)というのはとても困難な分野であるようです。だって、自分がいつどうやって死ぬのか、どういう人生を歩むのかわからないのですから(アタリマエ!)。情報も多すぎて取捨選択できません。
公務員や教員といった職業は、「合格するまで」は、「今まで学校でやってきたこと」ととても似ています。
しかも、選択肢が少ないです。
複数の自治体を受けるにしても、一回に2~3個くらいまででしょう。何十社、何百社とエントリーすることはありません。
そういう意識で受けたわけではなく、興味があって、やりたくて、受けたので、誤解のないようにしたいのですが。
ただ、一般企業への就活を、やろうとしてみて、圧倒的な「見通しのなさ」「想像の出来なさ」「選択肢の多さ」に、参ってしまって、公務員系一本に絞ったのもまた事実。
こういった困難を、今までたまたま、および本能的に避けていたので、発露しなかったのでしょう。学校では上記のような困難があっても特に問題にならないことが多いですし、とにかく学校では勉強をしていればよい、と考えていれば、他のことを全部捨ててしまうことが出来ました。
「想像力に困難が」といちがいにぺらりと言葉で言っても、それが具体的にどういうことなのか、というのは、なかなかわからないものだなあと思います(なにせ想像力に困難があるし)。きっとこれからもこういうことを繰り返して、徐々に手立てを考えてゆくのでしょう。
★ちなみに、今メインでやっている仕事は、「一人でやる」ためとても向いています。人とのやりとりは大切な仕事ですが、裏を読んだりする必要もなく、またメールでの打ち合わせをしてもらうことも可能。そして、「仕入れて⇒作って⇒売る」「提案して⇒採用されて⇒納品(しかもこれはほぼ文字でのやりとり)」という一連の流れが非常にわかりやすく、全体像も今の自分の位置も把握しやすいのです。興味関心も非常に強いため、これをメインに据えて生活していくつもりです。ただ、やはり安定的な収入が欲しいため、センターで相談支援を受けています。
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さて今回は、言葉少なにですが、「見通しが持てなくて不安な中で、オープンクエスチョン(「どうですか?今後どうしましょう?」)が重なり、さらに「能力があるんだから、自分でやらなくちゃならない」という思いが再来し、頭がわーっとなってしまった」ということを伝えることが出来ました。
支援センターの方も、あらかじめ発達障害があることわかっていらっしゃるので、固まったら少し待ってくださったり、文字に書いて今の状態(見通し)を示して下さったので、一応落ち着くことが出来ました。
そして、今後の相談等に、センターの方が同席してくださることになりました。
クローズ就労の場合は、面接などには同席してもらうことが出来ませんが、オープンにする場合は、面接にも同席してもらうことができるようです。ただし、私は能力が高すぎて手帳が取れないようなので、クローズまたは「手帳なし」のオープンで受け入れてもらえるところを探すことになりそうです。
私の場合、就労先を慎重に選べば、クローズ就労でもやっていけるため、場合によりけり、というところでしょう。
またハローワークのざわざわした環境で、自分で原稿などなしで言葉をはっすることが難しいため、個別に相談室のようなところで話をできるように手配してくださりました(一度行ったら、人間のざわざわに全く言葉が出なくなってしまい、頷いて、逃げるように帰ってきてメルトダウン…)。
しんどい結果報告でしたが、少し前進、といったところでしょうか。
なんとも「自分にも周りにも検査にも出にくい困難」の存在、とても困ります。
「障害があろうとなかろうと、軽度だろうと重度だろうと、できないところは助けてもらえばいいんですよ。」と、今の支援者さんはおっしゃってくださっています。これは、「手帳」という「証拠(証拠でも何でもないのですうが、目に見える形で存在するため、安心材料になりうる)」がなく、不安定な状態でしんどい私にはとてもありがたい言葉です。
とてもわかりやすい話し方、表現をして下さり、また「どうするか」選べない私に、「じゃあ、こうしますか?」と質問を切り替えてくださったり。
とても助かっています。
じりじりじりじり、いろんな事が進めば、それでよし。
進まなくても、それもまたよし。
焦りの気持ちがいっぱいになりますが、ゆっくりいくしかありません。
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