2016年8月15日月曜日

風をつかまえた?(3)

前回よりの続きです。

1:風をつかまえた?(1)
2:風をつかまえた?(2)

楽しいこと、見たもの、思いが多すぎて、情報量にアップアップしています。
もっと思う所があるのだけれど、とにかく今言葉になる部分を言葉にして、クールダウンしています。

4.「わわわ」へ


さて、「わわわ」は、特急くろしおに乗って「御坊」まで向かいます。

「御坊」は、「ごぼう」と読むそうです。
「安珍清姫」の舞台です。

わたしは、「おんぼう」と読んでいました。
しかも、その間違った音のイメージのまま、絵までつくりました。




















「おんぼうさん」です。
ありがたい感じです。

「ごぼう」と聞いた瞬間、完全に野菜のゴボウにイメージを乗っ取られました。




















大変申し訳無い感じのイメージに変貌してしまった「御坊さん」。

さて、その他にもイヤーマフのことや靴のこと、その他色々話しながら御坊までやって来ました。


5.「収入を得たいか」


御坊駅にて、如月さんの友人、Nさん夫婦が迎えに来てくれました。とってもありがたい!
そうしてすずしく「わわわ」に到着。

絵を一通りみて、如月さんが話しておいてくれたTシャツお絵かき体験を、私も一緒にやりました。
その途中、引っかかっていた「私は芸術教育を受けたことになるのか」ということを相談しました。
結果「とても微妙」な感じに。そして「あとは、自分で決めること」というふうになりました。つまり、「わわわ」側としては、私の意志があれば、OK。
ということで、アール・ブリュットとして、応募したものは、有効になりました。
これで、一応のところ私の目的は果たしました。
あとは気ままにお絵かきしていました。

気づくと、私の絵を、代表の玉置さんが見てくださっていて。過去の絵もついでに見せました。
「おもしろい絵を描くね」
と言われたので、必ずおもしろい(と彼の言う)絵がかけるわけではないことを説明しました。
「スタイルみたいなものは、つくることができない。だから、プロはできない。困るけど、そのときに見えたものをそのままうつしたいから、そのときによって全く違う。こういうのも、こういうのもある(過去の絵を見せる)」
というようなことを言ったと思います。
そして、過去の絵をみた玉置さんは静かに質問しました。

「絵をかいて、生活したい気持ちがあるか?」

わたしは、現実的な人間だけど、やりたいことも絶対にやりたい、ややこしい人間ですから、こう答えました。
「生活できないかもしれないけれど、絵が収入になったらありがたい。そして、絵をいえにずっとおいておくのは邪魔だから、そうなると、たくさん絵をかいても大丈夫、大きい絵も、大丈夫。それは、とてもありがたいです。」

すると、玉置さんは「わわわ」の育成コースの話をもちかけてくれました。
如月さんが所属する、通信育成コースです。

「ノルマはない。好きに描けばいい。ここには、来なくてもいい。1年に一回、こうやって来るだけでもいい。」

とのこと。
家に帰ってじっくり考えてみては、とも言われましたが、私はその場でサインしました。
きっと私は、じっくり考えたって、入るだろう。
だったら、頭の中にあるタスクは、少なくしておくほうがいい。
それに、楽しいことは、すぐにやりたいのだ。

そういうわけで、私は、「わわわ」の登録作家となりました。

アール・ブリュットの作家として活動することについては、もう少し、別に記事をたてようと思います。
応募作品を飛び越えて、本人が先に来ちゃった。
そして、先に登録が決まった。
なんて、今後あるかな?
面白くて、自分でも笑っちゃいます。

このとき、忘れていたお昼兼夕食に、ホットサンド(とてもおいしい)と、ジュースをいただきました。Nさんのだんなさんが支払いを済ませてくれました。ありがとうございます!
そして、このあとは頑張って帰るつもりでしたが、「無理だろ−!」と皆に言われ、止まるところを探していると、Nさんのご好意で、一晩ご実家を提供していただきました。
そこの犬さんとも仲良くなりました。
本当に助かりました。初対面とは思えない、皆さんの優しさにたくさん助けられます。

次の日は、如月さんの案内で和歌山観光を少しして帰ることに。
朝、Nさんに和歌浦ドライブをしてもらいました。
どちらも刺激いっぱいの会話と景色の色、すごくうれしい、がいっぱいで、頭も体もわんわんしました。

さて、新たにつかまえたような気がする風に、乗れるか?
ゆっくり、ゆっくり、でも、衝動も大切に、進みたいなと思います。

衝動は、危ない面もありがますが、きっと、本能とか感覚とか、たくさん感じて、「いまだ!乗れ!」って言っているのでもあるから、大切なものでもあるのでしょう。

グリーンソフトはさわやかなお味で、余韻に浸りながら帰りました。


おわり


【写真いろいろ】

 

 
































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