2つの書籍を読みました。
というのも、カウンセリング(まだまだご意見募集中)で私の発言に臨床心理士さんが「そんなことをニキ・リンコさんも言ってたね」と発言したから、参考にしようと思ったのです。
確かにそうで、彼女はどうやら「面倒な脳」を「面倒な脳だからこそできる面倒な思考」でねじふせなだめて生きてきた人のよう。
私もそうです。
彼女より私のほうが自閉度は低いと思いますが、なるほど似ています。
『「疲労感を感じにくい」ということはどういうことかっていうと、「過敏だから他の感覚と切り分けできない」ということでもあるのか。』
身体アセスメント
そして、今回この本を読もうと思ったのはカウンセリングの宿題をやるため。
その中で宿題にかかわりそうだと思ったのはこの2点です。
感覚過敏対策をすることで脳みそに余裕を作る。そうすると、別の過鈍になっている感覚が見えてくる可能性(これ、実は以前にもフォロワーさんに指摘されていました。ありがとうございます!)。
そして、脳と体に余裕を作る、バランスをとる、身体アセスメント。
さんぽでもいいのかもしれません。また、ツボ押しやヨガなども。そして、身体アプローチの体操。
このへんのことも良さそうです。この本は持っているので、また体力のあるときにちらちら読んで、やっていこうと思います。
また、この本(10年目の自閉っ子〜)はニキ・リンコさんと藤家寛子さんが当事者として書いていますが(そこに編集者さんが入る対談形式)、その二人は生き方や性質が間逆な部分があります。
また、ニキさんが「私それできない。」と言うことに対して、編集の方が「それを避けるように工夫してきたんだから、それはそれでいいんじゃない」というような内容のことを言う場面があります。一方で、「できるように努力」してきた藤家さんを賞賛する。
それが「あなたがあなたに合った、やりたい努力をして、自閉っ子としてでも、健常者としてでも、福祉就労でも一般就労でもその他でも、好きなように生きて、自立できればそれでいいんだよ」というメッセージがあるようで、とても私はうれしく思いました。
そのまま、しんどいままに甘んじることなく、自分のやりたいようにアプローチし、自分の生き方で生きる。
みんな同じだけど、自閉っ子はやりにくい。
でも、その分、ヒントは見つけやすい(だって、自閉っ子の特徴を拾ってくれている本はあっても、定型発達の人の特徴が書いてある本はない)。
うれしい気持ちです。
最近私は発達障害の本をほとんど読んでいません(『ボクかの』は読みましたが、どちらかというとマンガとして娯楽的に読みました)。
というのも、なぜかというと「役に立たない」からです。
どう困ったか、どういう世界観かは書いてあるけれど、どうしたらいいのかは書いていない。
そこはもうわかったからこれ以上いらないわけです。面白いものは読み物として読みますが、資料としては特に情報はありません。
また、自分の中で「インプット」の時期が終わったのか、またはうつの影響で、あまりたくさん文字を読むのが、そわそわしてじっと座って読んでいられないという部分もあります(ただしこれは今までも、これからも多分そうで、あんまり座って本を読めません。寝転がったり逆さまになったりねじれたりがさがさと動きながら読みます。体幹の問題でしょう)。
今回情報として当事者本系統のものを読んだのはなかなか珍しかったです。
対談形式で、文字も大きめなので、私にはあまり慣れていない様式で目がつるつる滑ってしまいましたが、それでも読む価値のあるほんでした。面白いです。
もう少し花風社の本をじっくり読んでみたいので、インプットの時期が復活して欲しいなあと思います。
特性を知る・「あるある!」と読みやすかったのはこちら「あたし研究」。
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