2015年8月20日木曜日

どこに立っているか

カウンセリングに行ってきました。
親とは別です(親の動向は不明)。

心理士さんは、白衣を着ています。
その、肩に、何かロゴがついていて、私はそればかり見ているみたいで、絵を書こうとして、それに気が付きました。
心理士さんの顔、「腕(ロゴ)」なんです。

ロゴは色々とバレそうなので書いていませんが…
顔をみていない!
次回、見てみようかなと思います。

さて、今回はいちおう3回目ですが、序盤ということで、オープンクエスチョンがやはりあります。

「困っていることはなに?」
「どんなこと?」
「何ができない?」

どうしてだか、困っているはずなのに、うまく答えられません。
カルテなどを全て開示して行ってくれているので、それにある言葉を指さししました。

診察室もこんな感じです。
かくしてカルテを書き込みしていたりすると気になってしまったり、不安なので、これはとても安心。

心理士さん側からも、PC画面で「見せながら話す」ことができます。
それで見せて頂いたのが以下の図です。


私は、自閉症スペクトラムに関する知識はありますが、「自分の立ち位置」について、色々な人に別々のことを言われて混乱しているようだが、どうか。

そう尋ねられました。

そして確かに、「あなたは発達障害だと診断」「発達障害と思う」「発達障害ではない
というように、色々なことを言われているために、ある時には「確かに私は発達障害だ!どちらにせよそう思うと楽だし、工夫しやすい!」と思い、またある時には、「私は普通なのに、努力が足りない。もっとやらないといけないのに。でももう無理。死んでしまう。」と思います。

どうでもいいことだとわかっていても、気持ち悪くて、どうでもいいことなのに拘泥してしまいます。

ということで「まずは知識を整理して、立ち位置をハッキリさせましょう」ということです。

上記の表の、星をつけた部分が私の立ち位置です。

まず、IQに関しては、WAISのFIQがわかっていますので、カンタンです。120前後あたりに横軸(FIQ122)。

難しかったのが「自閉度」です。

そもそも「自閉」ってなんだ?

というわけです。

これは、自閉症スペクトラムそのものの研究もあいまいだし、よくわからない。
とはいえ、今のところ「コミュニケーションで困る」というところが統一見解で診断されます(自閉症という事象が起こる核とはまた別の話)。
そこを中心に据えて考えてみよう、となりました。

私の担当の心理士さん曰く、ですが、

「まず、私は診断する立場にありません(医師ではないから)。でも、医師はあなたを発達障害と診断しています。僕もそう思います。」

「自閉度というのは、コミュニケーションで使われる身振りなどの非言語的な部分等を、どれだけ「自然に学習」できているか。自閉度が高くなると、それが「学習・研究」で補う部分になったり、そもそもそれもできなかったりします。そこに、知的の度合いが横軸で入ります。」

「高機能で自閉度が低い人というのは、そういう事を意識すらしない(白)。ちょっと苦手、と言う人が水色の部分。学習したり、わからない、という人が青。だと僕は思う。そして、あなたは、ドンピシャで、青い部分の真ん中あたりに位置すると思う。」

だそうです。
私は、水色あたりかな〜〜?と思っていて、ある程度コミュニケーションを理解しつつ学習出来ていると思っていたので、ちょっと意外ながらも、納得しました。

どのあたりでもいいのですが、自分の土台をはっきりさせていくために、「わたしはここ」とはっきりしたのは喜ばしいです。
まだまだはっきりしない障害なのですが、はっきりしないことがとても負担になっていましたので、これはとても良かったです。
仮止めだとしても、浮いているよりはるかにいいです。ほっとします。

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また、ACの気というのも、話しをしました。
これは、発達障害があるとよく経験することだそうです。
いちばん正統派(?)のACというのは、被虐待児と呼ばれる人々です。

最近では「やさしい虐待」なんて言葉もありますね。

私の場合、それに似た性質をもっていますが、ACの人というのは基本的に「人との関わり」を強く希求するとのこと。

そこが違うね、ということになりました。

発達障害の私と、定型発達(おそらく真っ白)の親とで、ズレが大きすぎて、互いに今のようなうまくいかない状態になってしまったのだろうということで、私の「ベース」ではありません。

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そしてついでに「発達障害で、いじめられていません。それでも、いいですか?」
とも聞きました。

「いいんですよ。いいことなんですよ。発達障害でもいじめられない人、いっぱい知ってます。」

正直なところ、一番ほっとしたかもしれません。

私は不幸にならなくたっていいんだ。

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今回はこんな感じでした。

また手帳用の診断書は、私のクリニックは結構慎重に作成するようで、私の状態によって、「過去のことを聞くのが健康に悪い」と判断した場合、なかなか診断書を書く情報を聞き出せないかもしれないとのこと。

「私には診断は出ないよ、ってことじゃないよ」「診断書が早くでなくても、大変なことになったりしないよ」と言っていただきました。

働いていないことも健康にはよくない影響がなくはないですが、フラッシュバックすると、半日潰れますし、薬も使います。自分にも周りにもひどく悪いです。

そういうことで、すすめていくとのことでした。

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今回の記録終わり




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